歌唱活動休止の藤原さくら「結構難儀な病気で」

藤原さくら
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耳と喉の不調で歌唱を伴う活動を当面休養しているシンガー・ソングライター藤原さくらが、9日放送のinterFM「HERE COMES THE MOON」(日曜深夜0時)で、詳細について説明しました。

藤原さくら

5日に耳と喉の不調のため歌唱活動休止を発表したシンガー・ソングライターの藤原さくら(28)が9日深夜、パーソナリティーを務めるInterFM「HERE COMES THE MOON」(日曜・深夜0時)に出演。4年前から、耳と鼻を結ぶ管である「耳管(じかん)」に不調を抱えていることを告白し、症状についてコメントしました。

藤原さくら活動休止

藤原の所属事務所アミューズは5日に藤原の公式サイトで「かねてより歌唱時に耳と喉に不調を抱えており、ボイストレーナーの指導やサポートミュージシャン、ライブスタッフのアドバイスをいただきながら取り組んでまいりましたが、本人、スタッフで話し合い、歌唱を伴う活動をしばらくの間、お休みさせていただくことになりました」と発表。

藤原はラジオで改めて説明し「かねてより歌唱している際に耳と喉に不調を抱えていまして、ライブによっては本当にどうしたもんか、みたいな症状が出ることもあったので。お休みをいただいて自分と向き合う時間をいただいて、ライブ活動に復帰できるようにしようっていうことをスタッフを話し合いまして」。7月6日に開催される「草野華余子 presents 釤vs bestie釤 special edition」の出演キャンセルも報告しました。

藤原さくら 心境

心境については「すごくネガティブな感じではなくて。私としてはポジティブに、長く長く音楽を続けていきたいなと思いますし、歌を歌っていきたいなと思うので」

「やっぱりね、人間適度に休みが必要じゃないですか?やりたくてもやれなかったことをやる時間を作って、それが音楽する上でいいインプットになると思うので、また一皮向けて成長した私をライブで見てもらえるように休もうかなという感じです」と前向きに語った。

続けて「今話しているのを聞いてもらって分かるように、本当に別に全然元気で、体調に変わりもないので、本当に心配しなくて大丈夫です。休みたかったと思っていただいていいんじゃないでしょうか(笑い)」

「このラジオも続きますが、時にはスタジオではない、どこか遠くからお送りすることもあるんじゃないかなと思います」とし、毎週行っていた弾き語りコーナーは「当面の間お休みさせていただく」とコメントしました。

藤原さくらを襲った” 耳菅(じかん) ”とは

耳管は耳の中の圧力を調整する機能を持ちます。耳管は普段は閉まっていて、唾をゴクッと飲み込んだり、あくびをしたときだけ瞬間的に開き、すぐにまた閉じます。しかし、何らかの原因で閉じきらず、開いている時間が長くなる(もしくは開きっぱなしになる)ことがあります。耳管がしっかり閉じなくなるこの病気を「耳管開放症」といいます。

体重の減少(やせ)が主な原因として挙げられます。このほかに、脱水、妊娠や女性ホルモン薬の使用、生まれつきの耳管構造の弱さなどが原因となる場合があります。

内服薬治療として、ATP製剤(アデノシン三リン酸を含む、血管拡張などの作用がある薬)や各種漢方薬(加味帰脾湯や補中益気湯等)が処方されることがあります。また、鼻から生理食塩水を滴下したり、鼓膜の表面に小さなテープを貼ったりする治療法もあります。これらの治療法を行なっても効果がなく、症状がつらい場合、鼓膜越しにシリコン製の栓を耳管の中に入れる「耳管ピン挿入術」や「鼓膜換気チューブ留置術」を行なうこともあります。

原因が体重の減少やストレスなど明確にされておらず、漢方での治療や心身のケアなど難儀な病気とも言われています。

藤原さくら 現在の体調について

「そこまで重度な感じではなくて。歌う時になると厄介だなって感じなんですけど。普段の生活に支障はないので、大丈夫かなって感じですかね」

続けて「耳についてはそういう感じなんですけど…。のどっていう感じでもなくて。発声する時に歌いづらかったり、耳も関係していると思うんですけど」と、耳管の症状は発声に影響しているようです。

「ただ私的にはネガティブではなくて、何か理由があってこの症状が出てるんだとしたら、休めって言われているような気がするというポジティブな解釈をしていて。また何か新しいことに挑戦する機会になるんじゃないかなと思っているので。そんなに悲観してはないです。冒頭でも話したんですけど、お休みいただけるということなので、やりたかったけどできなかったことをやっていたら見えてくることもあるんじゃないかなと思うので」とポジティブなコメントを残しました。

藤原さくらプロフィール

藤原 さくら(ふじわら・さくら)1995年12月30日、福岡県生まれ。28歳。10歳の時、父の影響でギターを手にする。

高校進学後、オリジナル曲の制作を開始。地元福岡のカフェ、レストランでライブ活動。

2015年2月にドラマ「学校のカイダン」(日本テレビ系)の挿入歌として制作された「Just one girl」を配信リリース。同年3月にファーストミニアルバム「à la carte」をリリースしてメジャーデビュー。

女優としても活躍し、16年の福山雅治主演のフジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」でヒロインを演じ俳優デビュー。

22年のTBS系「ファイトソング」や23年の「こっち向いてよ向井くん」(日本テレビ系)などに出演。

19年の劇団☆新感線「偽義経冥界歌」で舞台初出演。

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